Brett Anderson自伝Afternoon With the Blinds Drawn翻訳ブログ

ブレットアンダーソンの自伝二巻目翻訳ブログ

AWTBD パート1 その7

ブレ様自伝翻訳行きます! あいも変わらず低レベルな翻訳を垂れ流していることをご了承いただける方のみご覧ください! 原典読まれた方で明らかに違う箇所ありましたらご指摘お願いします。誤字脱字のご指摘もお願いします。

 

 

明日のフィッシュ・アンド・チップスの紙

 

 別なグループの不調和で耳障りな轟の小集団が演奏する完全に違う歌はハックニー・ロードのプレマイセズのリハーサルルームの廊下に流れ込んだ。千の未契約のバンドの饐えた汗とタバコの吸いさしの匂いがする所で、バスドラムのドスドスという音とベースギターの噛み合いとガンガンという音が、ひび割れたヴィクトリア朝のプラスターボードの天井から漂う薄い塵埃の霧を通り、スペアのギターの弦とビスキュイとポテトチップスが貯蔵された小さな防音ブースの隅にいつの間にか端座していた。その背後で無愛想なもぞもぞとしているオーナーがミルクたっぷりの紅茶を調理台の上にポンと置いて僕を見た。「二ポンドだ」と彼は言った。ぐちゃぐちゃに絡まったジーンズのポケットを掘り、二・三枚の硬貨を取り出して彼に渡した。彼は金を受け取り僕から目を逸らさなかった。「メロディー・メーカーで君の記事を見たよ」彼はよく分からない笑顔を見せた。「ああ、そうだよ」不承不承の承認の肯きを半ば期待しながら、僕は明るく笑った。「イギリスで一番の新人バンド?」彼は呟き、またしかめ面をした。「この建物の中ですら一番でないのにね」